世紀末を彩った名曲と共に歩こう!
前回に引き続き1990年代のウォーキングソングをご紹介します。今回は1995年から1999年に発売されたBPM118~128のJ-popです。
1990年代前半は、ビーイング系のミュージシャンがBPM120台のポップスでチャートを席捲しましたが、90年代後半は何と言っても小室サウンドです。
癖のあるメロディーとなんだか変な歌詞で構成されたダンスミュージック。今までにないタイプの音楽が若者にウケて一大旋風を巻き起こしました。
でも小室楽曲のテンポの中心はBPM130~140台なので、ウォーキングに合う曲は意外と少ないんですよね。
今回調べてて気づいたんですけど、90年代後半って他のミュージシャンもBPM130~140あたりで多く曲を作ってて、小室哲哉に引っ張られていることが明らかなんです。大御所と呼ばれるようなベテランでさえも。
目の前に「確実に売れるメソッド」があれば誰でも飛びつくんだなあとあらためて思った次第。
ともあれ、90年代後半は小室哲哉以外にも、ミスチル、GLAYなどのポップバンドやテレビ番組から派生したユニット、実力派ソングライターから楽曲を提供されたジャニーズグループなど様々な形で数多くの名曲が生まれた時期でもあります。
そんな時代を俯瞰できるリストにもなっている今回のウォーキングソング集。どうぞご覧ください。
リンク先はYoutubeです。知らない曲も試しにぜひ聴いてみてください。
love me,I love you / B’z BPM125
KNOCKIN’ ON YOUR DOOR / L⇔R BPM126
ら・ら・ら / 大黒摩季 BPM121
ズルい女 / シャ乱Q BPM124
空を見なよ / シャ乱Q BPM126
あなただけを / サザンオールスターズ BPM123
Overnight Sensation / TRF BPM120
POISON / 布袋寅泰 BPM124
Feel Like dance / globe BPM125
Message / 福山雅治 BPM127
晴天を誉めるなら夕暮れを待て / ASKA BPM125
あなたを感じていたい / ZARD BPM124
太陽が燃えている / THE YELLOW MONKEY BPM124
日曜日よりの使者 / ザ・ハイロウズ BPM120
名もなき詩 / Mr.Children BPM126
LA・LA・LA LOVE SONG / 久保田利伸 BPM118
Chase the Chance / 安室奈美恵 BPM125
アジアの純真 / PUFFY BPM128
恋心 / 相川七瀬 BPM122
スピッツ / 渚 BPM122
ガッツだぜ / ウルフルズ BPM124
イージュー★ライダー / 奥田民生 BPM121
My Babe君が眠るまで / シャ乱Q BPM126
Sweet pain / globe BPM125
硝子の少年 / KinKi Kids BPM123
白い雲のように / 猿岩石 BPM119
Liar!Liar! / B’z BPM120
1/2 / 川本真琴 BPM123
For the moment / Every Little Thing BPM122
出逢った頃のように / Every Little Thing BPM126
愛なんだ / V6 BPM127
Body And Soul / SPEED BPM123
恋しくて / 小沢健二 BPM120
くじら12号 / Judy and Mary BPM124
Forever / 反町隆史 BPM120
everybody goes / Mr.Children BPM124
タイミング / ブラックビスケッツ BPM127
愛されるより愛したい / KinKi Kids BPM125
全部だきしめて / KinKi Kids BPM124
Feel the change / Every Little Thing BPM126
めざせポケモンマスター / 松本梨香 BPM120
promise / 広瀬香美 BPM124
wanna Be A Dreammaker / globe BPM126
夏色 / ゆず BPM120
ごきげんだぜっ! / DA PUMP BPM126
さすらい / 奥田民生 BPM118
Movin’on without you / 宇多田ヒカル BPM121
Boys & Girls / 浜崎あゆみ BPM127
A・RA・SHI / 嵐 BPM118
光の射す方へ / Mr.Children BPM118
あなたのキスを数えましょう / 小柳ゆき BPM127
息もできない / ZARD BPM124
黒いブーツ / ソフィア BPM128
今回の一曲は宇多田ヒカルの『Movin’ on without you』です。
1999に発売した『Automatic』で衝撃的にデビューした宇多田ヒカルの第2弾シングルです。
小室哲哉が語った「宇多田ヒカルが僕を終わらせた」という言葉は有名ですが、今振り返るとあれほど一世を風靡した小室ブームも5年に満たないほどの短い期間だったんですね。
現在は細分化した音楽を個人的に楽しむ傾向が強くなる一方です。
音楽シーンを塗りつぶすようなああしたブームが再び起きることはあるのでしょうか…。